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【2020年上半期】観てよかった映画ベスト10

2020年も早くも半年が過ぎたので、ここで上半期観たベスト映画を紹介したいと思う。
2020年の上半期は自粛期間などの影響で新作映画をほとんど劇場で観られなかった。
なので、配信などで鑑賞した旧作も含まれている。

では、早速紹介していこう。

目次

10位
「パルプ・フィクション」

僕は昨年初めて、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でタランティーノ作品を観た。

特別面白かったわけではないが、色々と衝撃を受けたので過去作も観てみたくなった。

そこで、クエンティン・タランティーノの代表作の一つでもある「パルプ・フィクション」を観ることにした。

本作は1994年のアカデミー賞で7部門にノミネートされ、そのうち脚本賞を受賞した作品である。
また、カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールも受賞している。

主演はジョン・トラボルタとタランティーノ作品には常連の サミュエル・L・ジャクソンが演じている。

この映画を一言で言うならば「クソ面白い!」という言葉が的確なのかもしれない。

タランティーノ作品では「Fuck」などの、いわゆる放送禁止用語が多数使用されており、銃をぶっ放しているシーンも乱用されている。

なので、この映画を評価するのであるならば、同様に汚い言葉が合うのかもしれない。

エンターテイメント要素満載で、タランティーノ作品を観たことない人にとっては、
「タランティーノ最高!」となる一本だと思う。

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9位
「運び屋」

映画界の巨匠、クリント・イーストウッド監督の作品。

本作は、イーストウッド自身が主演を務めた作品でもあり、監督作としては39本目となる。
本作の公開がアメリカでは2018年なので、88歳という年齢で本作の制作にあたっていたのは驚きである。

イーストウッドは実話に基づいた作品を得意とするが、本作もまた80歳代でシナロア・カルテルの麻薬の運び屋となったレオ・シャープの実話に基づいている。

本作の見所はやはり、イーストウッドの演技である。

齢80代後半というイーストウッドから生み出される、重圧や言葉の重み、また立ち姿はイーストウッドだからこそ表現できる領域だと思う。

もはやイーストウッドの伝記を観ているような感覚にもなる。

また、物語が麻薬の運び人と言う犯罪者を描いているのにもかかわらず、軽やかなテンポでエンターテイメントとしても面白い作品になっている。

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8位
「愛がなんだ」

近年なにかと話題の作品を手掛けている今泉力哉監督の作品である。

本作は、「名探偵コナン 紺青の拳」や「アベンジャーズ/エンドゲーム」など、名だたる作品が公開されていた2019年のゴールデンウィークに連日満席、立ち見続出の状況を作り上げ、10代後半〜30代の女性やカップルを中心にSNSや口コミで評判となり、独立系の低予算映画では異例のロングランヒットとなった作品である。

主演は岸井ゆきのが演じ、相手役を成田凌が演じている。
また、元乃木坂46の深川麻衣が友人役で出演している。
今をときめく俳優を起用していないところも、本作の良さを一段と上げている。

本作の見所はやはり、「愛ってなんなんだ」と考えさせられることだと思う。

若者特有の恋愛の失敗や不器用さ、素直になれない部分をうまく表現している。

終盤で「愛ってなんなんすかね」というセリフがあるが、そのシーンでハッとさせられる人は多くいると思う。

恋愛も映画も人それぞれの解釈があって、本当のところ自分の意見なんて他人には分かってもらえないのだろうけど、共感してくれる人が一人でもいたらいいなって、この映画はそんな気持ちになる。
映画と恋愛ってなんだか似ているのかもしれない。

詳しくは「共感が苦しくもあり救われるときもある、そんな映画「愛がなんだ」」でも紹介しているの参考にしていただければと思う。

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7位
「新聞記者」

本作は、2020年に行われた第43回日本アカデミー賞にて最優秀作品賞、最優秀主演男優賞(松坂桃李)、最優秀主演女優賞(シム・ウンギョン)と主要三部門で最優秀賞を受賞した作品である。

映画の内容から反政府というイメージを持たれかねない内容になっているため、役者陣の選定には苦労したらしい。

主演女優の選定には特に苦労したと言う話もあり、当初、宮崎あおいや満島ひかりなどにオファーしたという話もある。

本作の見所は、最優秀主演男優賞を受賞した松坂桃李の演技だと思う。

主演男優賞を受賞するほど目立った演技ではなかったが、目や表情の演技は素晴らしく、家族と過ごす時の表情と、落胆した時の表情の落差は同じ人とは思えない表現であった。
目の中に一切光がなくなる感じである。
この目の演技がアカデミー会員に刺さっての受賞なのかもしれない。

本作について詳しくは「第43回日本アカデミー賞受賞作「新聞記者」を観た!」にて紹介しているので、そちらも参考にしていただければと思う。

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6位
「ファンタスティック Mr.FOX」

本作は、ウェス・アンダーソン監督のストップモーション・アニメーション映画である。

公開したのは2009年とかなり昔の作品であるが、今観ても非常に面白い作品であったのでランクインしている。

ストーリーは、人間から盗みをしながら暮らしていたが、妻と息子のために、盗みから足を洗い、今は穴暮らしをしながら新聞記者として働く日々に嫌気が差したMr.フォックスが、再度盗みに走り、人間と戦うというコメディチックな物語になっている。

本作の見所はやはり、ウェス・アンダーソンが描く独特な世界観と、その世界観にマッチした音楽である。

ウェス・アンダーソンといえば、美術やセットにこだわったカラフルな世界観や、こだわり抜いたカメラ構図、個性的な台詞回しなど、観ているものを魅了する要素がたくさんある。

本作でもそういった要素がたくさんあり、アニメーションだからこそなんでもありなので、非常に面白く観ることができる。

ウェス・アンダーソンの世界観が苦手な方でも、本作ならきっと楽しんで観れると思う。
また、ウェス・アンダーソンのアニメ作品を観たことがない方は、本作もぜひ観て欲しい。

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5位
「さよならくちびる」

今、話題の若手俳優と言えば吉沢亮、横浜流星、平野紫耀、広瀬すず、浜辺美波、土屋太鳳といったところだろうか。
そんな若手の登竜門的である王道の恋愛映画に出演したことがない、曲者俳優が出そろった映画「さよならくちびる」。

本作は、音楽ロードムービーという形で、全国を旅しながらライブハウスを訪れ歌を歌う映画である。
なので、主演の二人は歌が歌えなくてはならない。
かつ、ヘビースモーカーな役どころもあって清純派で売り出している女優が演じるのはなかなか難しい。

小松菜奈と門脇麦という2人の役者は、そんな役どころを見事に演じきっている。
正直なところ、この2人に歌の印象はなかったが、間違いなくこの2人で良かった言えるほど素晴らしい歌声であった。

本作は、劇中歌を「秦基博」、挿入歌を「あいみょん」が担当している。
メインソングでもありエンディングにも使用されている「さよならくちびる」は、秦基博が作詞・作曲を担当しており、この曲を歌う2人のライブシーンを見るだけでも、この映画観る価値があるといっても過言ではないと言える。

本作について詳しくは「曲者の若手俳優がおりなす音楽ロードムービー「さよならくちびる」」にて紹介しているので、そちらも参考にしていただければと思う。

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4位
「ジョジョ・ラビット」

本作は、2020年に行われた第92回アカデミー賞では作品賞を含む6部門(作品、助演女優、脚色、編集、美術、衣装デザイン)にノミネートされ、そのうちアカデミー脚色賞を受賞している作品である。

第二次世界大戦中のヒトラーによる独裁政治の頃を舞台に、ユダヤ人との差別をベースにしている。

だが本作では、過去の事実を伝えつつも、コメディ調に描くことで、いろんな人に受け入れられる映画になっている。

個人的には戦争ものの映画が好きで、「ハクソー・リッジ」や「プライベート・ライアン」など史実に基づいた物語が好きである。
それは、僕らが今普通に生きているだけでは知り得ないことを、映画を通じて教えてくれるからである。

そういった戦争の悲惨さを描きつつも、主人公であるジョジョと母親のユーモア掛け合いで物語が進行していくのでメッセージ性もありつつも気軽に観ることができる。

本作の見所は、アカデミー賞も受賞している役者を引き立たせる脚本だと思う。

主人公のローマン・グリフィン・デイビスに始まり、母親役のスカーレット・ヨハンソン、教官役のサム・ロックウェル、ユダヤ人役を演じたトーマサイン・マッケンジーなどのそれぞれの役所が、観た人みんなが好きになってしまうようなキャラクターになっている。

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3位
「フォードvsフェラーリ」

本作は、2020年に行われた、第92回アカデミー賞で4部門(作品、音響編集、録音、編集)にノミネートされ、その内、音響編集賞と編集賞を受賞した作品である。

本作は、とにかく熱いドラマが観られる作品である。

実際のル・マン24時間レースを舞台に、フォード・モーター社とフェラーリ社の戦いをベースにしており実際にあった話を脚色しているだけあって、その内容は見応えたっぷりとなっている。

本作の見所はなんといっても、レースシーンである。

レースシーンでは車内だけでも手元、足元アングル、表情など様々なアングルから撮影されており、それ以外でも、上空からの映像や対戦相手との攻防、さらにはレースを見守る人々など、沢山の素材があった。

シーン毎の状況に合わせて撮影した素材を細かくつなぎ合わせる事で、観ている人々の感情を上手く揺さぶっていた。

アカデミー賞の編集賞を受賞したのも納得である。

また、化物級の役作りをすることでも知られているクリスチャン・ベールの演技も見所である。

詳しくは「男の生き様、友情を熱く描いた映画「フォードVSフェラーリ」」で紹介しているので参考にしていただければと思う。

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2位
「マリッジ・ストーリー」

Netflixオリジナルとして製作、配給された作品。

本作は第92回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞(アダム・ドライバー)、主演女優賞(スカーレット・ヨハンソン)、助演女優賞(ローラ・ダーン)、脚本賞、作曲賞にノミネートされた、2020年における名作の一本でもある。

内容は離婚寸前の夫婦を描いているので、センシティブ内容も含まれているが、喜怒哀楽をノミネート俳優たちが上手く表現しているため見所ある内容になっている。

本作は素晴らしい役者陣を通じて、家族のあり方を描いている。

お互いに尊敬しあい引かれ合う中で、人生の伴侶として選んだはずの人が、いつしか憎き相手になってしまう。
そして子も、親を選ぶことができず、親権を争う親の身勝手さにただただ振り回されることしかできない。

そういった、もう家族として機能していない親子が、また一から立ち直っていく姿を通じて、観客である自分人も見つめ直すことができる映画となっている。

映画はフィクションがほとんどであるが、登場人物の誰かに共感し寄り添い、時に涙することができる、そんなところが映画の力だと僕は思う。
「マリッジ・ストーリー」はそんな映画である。

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マリッジ・ストーリー

1位
「パラサイト 半地下の家族」

2020年上半期、間違いなく第一位は「パラサイト」である。
僕はこの映画を観てかなりの衝撃を受けたのを覚えている。

本作は、第92回アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞した。

米国アカデミー賞で外国語の映画がオスカーを受賞した異例の作品であり、本作はカンヌ国際映画祭の最高賞であるパルム・ドールを受賞した作品でもある。

僕はこの作品を観終わったとき、自然と涙があふれた。
悲しかったわけでもなく、感動したというのもちょっと違う。

感情が高ぶったからである。

僕が観に行った劇場は、500人以上が入る一番大きいスクリーンで上映されていたが、ほぼ満席であった。
カンヌ、アカデミーと両映画祭で最高賞を受賞し、こんなにも多くの人に韓国映画を知ってもらえて、面白いんだと認知さたことが素直にうれしかった。

そんな状況に、僕は涙してしまった。

ところどころ笑える要素もあり、エンタメとしても楽しめ、最後に伏線が回収されていく瞬間は観ていて気持ちが良い。

観てない方は絶対見るべき一本だと思う。

詳しくは「韓国映画を初めて観るには羨ましい作品「パラサイト 半地下の家族」」でも紹介しているので参考にしていただければと思う。

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番外編
「千と千尋の神隠し」

2020年の上半期は、映画館で新作が不足していたため、スタジオジブリ製作の作品が何本か上映されていた。

なので、僕がスタジオジブリ作品の中でも僕が一番好きな映画「千と千尋の神隠し」を観られる機会があった。

本作は、興行収入は300億円を超え、日本歴代興行収入第一位を記録している。
この驚くべき記録は、今現在(2020年6月時点)も塗り替えられていない。
観客動員数でいうと2380万人であり、これは日本の人口に換算すると5人に1人が観たということになる。
そして、2003年に行われた第75回アカデミー賞ではアカデミー長編アニメ映画賞を受賞している作品である。

僕がなぜ、スタジオジブリ作品の中で一番好きかというと、一種の憧れみたいなものがある。

油屋へと迷い込んだ千尋を救うハク、仕事を紹介するために湯婆婆のもとにいくきっかけをくれた釜爺、最初から最後まで助けてくれたリン、そして坊や銭婆、カオナシさえも千尋の味方になる。

そういった千尋の誰からも好かれる姿に憧れて、羨ましくも思っている。

ジブリ作品ならではの真っ直ぐなキャラクターは、宮崎駿しか生み出せないキャラクターなのでと思う。

本作について詳しく「そのまっすぐな優しに出会う人全てが惹かれていく映画「千と千尋の神隠し」」にて紹介しているので、合わせて読んでいただければと思う。

まとめ

2020年下半期は、スピルバーグ監督の「ウエスト・サイド・ストーリー」や、中島みゆきの楽曲を題材にした「糸」など注目作もたくさんある。
年末頃に、2020年のランキングをもう一度紹介したいと思う。

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この記事を書いた人

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