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観た時の背景を反映してくれる映画「ソラニン」

英題:Solanin
製作国:日本(2010年)
公開日:2010年4月3日
監督:三木孝浩

昨日、かれこれ10回近く観ている「ソラニン」を観返した。
タイトルにもあるが、僕にとって「ソラニン」は観た時の年齢特有の悩みや、その時の感情を上手く反映してくれている作品だと思っている。

簡単に「ソラニン」の説明をしておくと、浅野いにおの原作漫画を宮崎あおいと高良健吾のダブル主演で実写映画化したものである。監督は長編映画デビュー作となる三木孝弘が手掛けた。

僕はこの青春恋愛映画の代名詞とも呼ばれる「ソラニン」に10年間にわたって何度も感銘を受けてきた。
昨日またソラニン熱が再燃したので、これまでの僕とソラニンの歩みを書いていこうと思う。

目次

高校時代

僕が初めて「ソラニン」に出会ったのは、高校1年生の頃。バンドを組んでいて、宮﨑あおいのファンであった僕にとってはドンピシャの映画であった。
当時の僕は映画監督になりたいと思い始めた頃で、大学進学か専門学校への進学など将来への不安が常にあった。
当時の僕には、芽衣子の就職が決まった際に種田が言う「ほんとにいいの?お茶を汲むために生まれてきたわけではないでしょ?」という言葉が僕には印象的であった。
「確かにそうだ!」と将来のことで悩んでいた僕の背中を後押ししてくれたのを覚えている。

大学時代

大学の頃の悩みの大きくは就職のことであった。僕は映画監督を夢見て芸術系の大学に進学したが、テレビや映画業界の企業への就職は厳しく、かといって制作現場での過酷さも実際に体験していて身に染みて分かっていた。
そんな僕には種田の追い出しライブでの「だって俺らの未来には全然希望の光なんて見えてこなくて!! 劇的な変化もきっとなくて退屈な毎日が続くんだ!!たとえゆるい幸せがだらっと続いたとしても!!それで満たされたふうな恰好だけの大人になんかにはならねぇぞ!!」というセリフが心に響いた。
僕は種田と違い映画監督になる夢は諦めてしまったので、夢や恋愛に一生懸命に悩み、最後まで葛藤し続けた種田の姿はとても印象的に映っていた。

そして今

社会人四年目を終えようしている今の僕には、芽衣子のライブシーンが特に印象的に見えた。
この映画のクライマックスでもあり、映画を初めて観た当初も感動したのは覚えている。
だが、改めてこの歳になってからあのシーンを観ると、「どんない辛いことがあっも前に進み続けたら見えてくる景色がある」というような言葉を体現しているようにも感じた。
今現在、僕は仕事のことやプライベートのことなど様々な悩みがある。
芽衣子のように最愛の恋人をなくした訳でもないが、辛い時こそ前を向くことの大切さを感じた。

この作品は芽衣子と種田の物語を中心に、夢や仕事、恋愛や友情など様々な側面で観た人を刺激してくれる。
芽衣子と種田は24歳の設定である。僕は今26歳である。(2020年3月時点)
次に観るときは、2人との年齢差がまた広がる。また違った気持になり感銘を受けることを期待している。

ソラニン

(C)2010 浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会

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