つい先日、ABEMAにて配信中であった「Heart Signal3(ハートシグナル シーズン3)」が完結した。
過去のシーズンを振り返っても、名場面や名台詞が沢山あり、恋愛映画が好きな人には是非おすすめしたい番組である。
特にシーズン3は過去一で名場面や名台詞が多く、見どころだらけなので紹介したいと思う。
ハートシグナルとは
「ハートシグナル」は、2017年から韓国の有料テレビチャンネル「チャンネルA」にて放送されている恋愛リアリティ番組であり、シーズン3まで放送されている。
日本では、ABEMAプレミアムで全シーズン、Paraviにてシーズン2まで配信している。(2020年8月時点)
男4人、女4人の計8名が1ヶ月間様々なルールのもと、共同生活を送る様子を放送している番組で、いくつかの決められたルールの中で暮らす様子が放送されているのだが、このルールが視聴者を惹きつける上手い要素になっている。
ハートシグナルのルール
このルール内にある、夜に送るメールのことを「ハートシグナル」と読んでいる。
必ず毎晩、異性にメッセージを送ることがルールになっているため、誰かが誰かのことを好きであるという状態が必ず生まれ、駆け引きや真っ直ぐな想いが他の恋愛リアリティ番組にはない面白さになっている。
また、番組の最後には誰が誰にシグナルがあるか(メッセージを送ったか)をスタジオメンバーが予想する。
視聴者もスタジオメンバーと同じように予想することができ、楽しめる要素のひとつでもある。
美男美女が多く揃ったシーズン3の出演陣
2020年7月までABEMAにて配信されていたシーズン3は、シリーズ通しても美男美女が揃ったシーズンであった。
ハートシグナルの出演者は皆、オーディションを勝ち抜くだけの素晴らしい魅力を持った人ばかりで、職業や夢なども、その人を魅力的に表す要素になっている。
チョン・イヌ(천인우)
カリフォルニア大学バークレー校を卒業し、シリコンバレーのFacebookでエンジニアとして働いていたという、超スーパーエリートである。
現在は、韓国の金融会社BankSaladにスカウトされ、エンジニアリングマネージャーをしている。
若い頃は相当な努力をしたことが予想でき、その過去の努力が垣間見れる瞬間は彼に感情移入したくなる瞬間である。
また、エンジニアという職業柄、直感的よりも計画的に物事を進めるタイプであり、恋愛の駆け引きも計画的に実行していた。
イヌの魅力は後半にいくにつれて、どんどん素直になっていく姿がとても魅力的である。
パク・ジヒョン(박지현)
ミスコリア2018慶南でタレントアワードを受賞したことがあるほどの美貌の持ち主である。
現在は日本の早稲田大学にて心理学を学んでいる。
ジヒョンの魅力は可愛らしい笑顔であり、よく笑う姿が印象的である。
その魅力的な姿に入居者全員が一度はジヒョンにシグナルを送っている。
また、心理学を専攻していることもあり、お姉さん的存在でもある。
チョン・イドン(정의동)
元々は服のデザインをしていたが事業がうまくいかず、現在は動物のレプリカの彫刻家として働いている。
イドンの魅力は、なんといっても誰にでも優しく、溢れ出るオーラがとても柔らかい。
話し方も丁寧かつゆっくりで、彫刻家という繊細なものを作るということもあり、ワードセンスも繊細で美しい。
イドンは僕が出演者の中でも一番好きな人である。
その優しいイドンだが、手にはタトゥーが彫られているのはギャップである。
イ・ガフン(이가흔)
173センチの長身を活かし、2016年に「Daehaknaeil誌」に掲載され、Kpopオーディション「Super Model 2018 Survival」に出場したという実績を持ち合わせている。
さらに、モデルとしても活動していたという過去もある。
現在は獣医を目指して、ガフンのお姉さんの動物病院で働いている。
ガフンの魅力は誰に対しても明るく接していて、一緒にいる相手を楽しませる天才である。
シーズン通じて、どんな相手に対しても正直に自分の気持ちを伝えているので、そういったガフンの魅力に入居者も視聴者もひきつけられること間違いない。
イム・ハンギョル(임한결)
ブランドディレクターとして活躍しているハンギョル。
日本ではあまりなじみのない職業であるが、バーやカフェなどの看板製作やそのお店のブランディングを考えたり、ブランドイメージを高めるようなコンサルティングをする仕事だそう。
なので、入居中もコーヒーを入れたりワインに詳しかったり、料理をしたりと、顔だけでも相当なイケメンであるが、なんでも出来てしまうのがハンギョルである。
また、ハンギョルの魅力はそれだけでなく、お兄さん的存在として色々な人からの相談相手になってあげている。
ソ・ミンジェ(서민재)
2018年にミス大学、2019年にミスキョンブックコンテストで2位を獲得し、ミスインターコンチネンタルコリアに出場したという実績を持っている。
それだけの美貌を持ち合わせているが、現在は自動車の整備士兼エンジニアとして働いているというギャップがある。
ミンジェの魅力は、理系の中の一輪の華のような存在で恋愛に対してあまり積極的になれずもどかしい場面が沢山あるが、自分の気持ちにを曲げずに一途に思い続ける姿がとても素敵に映っている。
キム・ガンヨル(김강열)
男性陣の中では最年少であり、人懐っこい姿が印象的に映っている。
入居数日でソファーにくつろぐ姿をみて、戸惑う人も多くいるほどリラックスしている姿が放送されている。
ガンヨルは現在はファッションブランドの経営者であり、最年少でありながらも時には年齢以上に見える場面や言葉が沢山あり、ガンヨルがいう名台詞も沢山存在している。
チョン・アンナ(천안나)
元キャビンアテンダントで、今は社長秘書として働いているアンナ。
バリバリのキャリアウーマン的存在でありつつも、たれ目が似合うおっとりとした性格で、動物好きという愛嬌を持ち合わせている。
終盤で女性陣が「もし自分が男だったら誰と付き合う?」という質問に、全票アンナが獲得する程、同性があこがれる存在でもある。
食べ物を美味しそうに沢山食べる姿が印象的で、よく働きよく食べる、人間味がある姿も印象的である。
おすすめの名場面、名シーン、名台詞
冒頭でも紹介しているが、ハートシグナル3では、ほんとに名場面や名台詞が沢山あった。
やはり本当に好きな人に伝える言葉だから、恋愛映画とは少し異なり、本当に選ばれた言葉になっている。
時にはぎこちなさもあるが、それもまた良い。
僕が衝撃を受けた名台詞をいくつか紹介したいと思う。
いつも積極的なガフン
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1回目のデートは、男性陣がメッセージ付き絵葉書を書いて、誰からかわからない状態で女性陣が選ぶというものだった。
イヌに好意を寄せているガフンは見事イヌとのデート権を勝ち取ったのだが、そのデート中のガフンの台詞が魅力的であった。
イヌに「好きなタイプは?」と聞き、イヌが「明るい人かな」と答えると、「私、明るいよ」といったり、「今日のデートどうだった?」と聞き、イヌが「今日のデートで仲良くなれた気がして…」と言葉を迷ってると、「変化があったんだ?私がそうさせた?」と積極的にアピールしている。
一見、クールそうな見た目からは想像もできない、ガフンの女の子らしさと好きという気持ちが表現されていたシーンで、観ている僕もニヤニヤしてしまうようなシーンであった。
心優しいジヒョン
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イドンがの恋の行方が上手くいかず悩んでいるときに、ジヒョンがイドンにかけた言葉がとてもよかった。
でも、私はこう思うときもある。
自分の気持ちが重要なのは分かる。
相手をどう思っているかというのも重要だけど、
恋愛は一人でするものではないでしょう?
相手と一緒にするものだから、
でも、相手の心の温度が何度かは分からない。
とはいえ、大体予想はできるでしょ?
だから、相手の心の温度に合わせてあげるのも好意の表現の一つだと思う。
相手はあなたのことをまだ良く知らないし、自分のすべてを見せちゃうと逆に良くないと考えると思うの。
だから、長い時間で見たときに、相手の温度に合わせてあげることで、逆に思いやりを感じられると思う。
本当にその人の気持ちを得たいなら…私はそう思う。
ジヒョン自身も当時、いろいろな気持ちの中で揺れていたので、自分自身に言い聞かせているような言葉でもある。
精神科医を目指しているジヒョンの優しい言葉である。
男もあこがれるガンヨルによる名台詞
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ガンヨルは入居当初から、ジヒョンに対して好意をみせていた。
男性陣の中では最年少であり、家の中ではよくふざけている印象だが、ジヒョンの前では男らしい一面を見せていた。
そんなガンヨルがジヒョンにかけた言葉をいくつか紹介したい。
「君が来たらいいなと思ってた」
「君と会うために入居したみたいだ」
「僕はどこにもいかないよ」
まさに映画のような台詞である。
イドンの詩のような日記
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今回のシーズンでは、出演者に毎日日記を書くようルールがあった。
入居初日に、イドンがある女性に対しての想いを日記に綴っているのだが、とても美しく僕がハートシグナル3の中で一番印象的な台詞だと思っている。
真冬のコスモス
風に揺れる姿がまるで照れてる少女のようだ。
何とも詩的である。
イドンという人物が、繊細で美しい人間だということが、この詩から読み取れる。
他にも名場面や名台詞は沢山あるのだが、ネタバレ無しで紹介するのは難しいので是非観てほしい。
まとめ
本シーズンで僕はイドンとガフンの恋を応援していた。
やはり、ハートシグナルを観るうえで、出演者に感情移入して観るとより面白く観ることができる。
恋の素晴らしさ、人を好きになることの暖かさ、色々な感情を与えてくれる、そんな番組である。
【ABEMAで観る!】
画像引用元:公式ページ
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