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韓国映画を初めて観るには羨ましい作品「パラサイト 半地下の家族」

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パラサイト 半地下の家族

原題:Parasite
製作国:韓国(2019年)
日本公開日:2019年12月27日(先行公開)2020年1月10日(一般公開)
監督:ポン・ジュノ

2019年5月、第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルム・ドールの受賞を果たした本作。
2020年2月には、第92回アカデミー賞で作品賞を含む6部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の最多4部門を受賞した。

僕はWOWOWでアカデミー賞授賞式を観ていたが、同じアジア人として嬉しかった。

これだけの快挙を成し遂げた作品だから観に行くには十分だと思うが、「韓流ドラマしか興味ない」とか「人気の俳優がでていないから」※などの理由で観ていないのならそれは大きな間違いだと思う。
※パク・ソジュンは友情出演している

本記事はネタバレを含むものなので、まだ観ていない方はご注意を。

 

あらすじ

「パラサイト 半地下の家族」は、半地下で暮らす決して裕福ではないキム一家が、IT系企業を経営しているパク一家に少しずつ寄生(パラサイト)していく物語である。

本作の冒頭で、キム一家の息子・ギウと娘・ギジョンの二人が近隣から漏れているWiFiを手探りで探すシーンがあるが、家の床よりも高い位置にある便器が映し出される。半地下という構造上、逆流を防ぐためこういった構造になる。
このシーンはコメディチックに描かれているが、キム一家の暮らしだけでなく韓国の現状がはっきりとわかる。

ある日、ギウの友人ミニョクがやってきて、留学している間、代理で家庭教師をやってくれないかと頼む。
このミニョク役がパク・ソジュンである。

ギウは家庭教師として、パク家を訪れる。パク家があるのは高級住宅街の一角。家政婦付の大豪邸だ。
ギウは無事、パク一家の娘・ダヘの家庭教師として認められ一家を後にしようとしたとき、母・ヨンギョに絵の家庭教師を探していると聞く。ギウはそこであることを思いつく。
絵の家庭教師として紹介したのは、妹のギジョンであった。
ここから徐々にキム一家のパラサイトが始まる。
ギジョンはパク家の父・ドンイクの運転手の車に下着をワザと脱ぎ捨て、やましいことがあったと疑わせ運転手を辞めさせる。
そこで、父であるギテクを運転手として紹介する。
また、パク家の家政婦が桃アレルギーであること利用し、ヨンギョの目の前でアレルギー反応を起こさせる。咳き込む家政婦の姿から結核であることを匂わせて辞めさせる。
もちろん、ここで紹介するのは母のチュンスクである。
これで、キム一家のパラサイトが完成する。

ここまでの一連の流れは起承転結でいう起承の部分にあたり、笑える演出も沢山あった。
だが、あることをきっかけに事態が一変する。
それは、パク一家が全員キャンプに出掛けた日であった。

キム一家はまるで自分の家のように豪遊していた。
そこにインターホンが鳴る。おそるおそるインターホンの画面を覗き込むと、なんとそこにいたのは辞めさせられた家政婦であった。

この家政婦の来訪がキム一家を狂わせるのであった…。

 

まとめ

僕はこの映画を観終わった時に、涙があふれた。

感動したからでもなく、悲しかったからでもない。
こんな映画に出会えたことに、そして韓国映画がこんなにも世間に認知されたことにである。

僕自身そこまで多くの韓国映画を観たことがなかった、「息もできない」を観たときのあの感覚は一生忘れないと思う。
韓国映画は邦画でもハリウッドでもノアールとも違う、独特の感情をもたらす。

僕はこの作品が初めての韓国映画との出会いで、面白いと思った方にこそ、いろいろな韓国映画を観てほしい。
できれば、「愛の不時着」のようなラブストーリーではなく、パラサイトのような心にグサッとくるような作品を観てほしい。

まだこの作品を観ていない人は、ちょうどモノクロ版が公開されることだし是非見て欲しい。

僕は恥ずかしながらこの作品がポン・ジュノ監督の作品との初めての出会いであったが、他の作品も観たいと思う。

作品ポスター・画像 (C)2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED

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