楽天モバイルから発売されている「Rakuten Mini」。
2020年5月27日(水)9:00~2020年6月17日(水)8:59の期間、Rakuten UN-LIMITに申し込みをすることでRakuten Minの本体代が1円になるという異例のキャンペーンを行なっていた。
現状、僕はSIMフリーモデルのiPhone11ProにUQ mobileのSIMを使用しており、特段不便を感じていなかったが、1円でRakuten Miniが手に入るということであれば申込する以外の選択肢はなかった。
メイン機としてではなく、サブ機として使用することを目的としている人も多く、僕もサブ機として使用することを想定として契約した。
先日、ようやく商品が届き、一週間ほど使用したのでレビューしたいと思う。
Rakuten UN-LIMITとは
まず初めに、Rakuten UN-LIMITとは、どういったものなのか紹介したいと思う。
引用元:公式ホームページ
Rakuten UN-LIMITは2,980円/月で
Rakuten Linkアプリを使用すれば国内通話かけ放題
海外66の国と地域で2GB/月までデータ容量無料
という他社とは比べ物にならないほどお得なサービスである。
2020年7月時点では、楽天回線エリアは東名阪などの都市部を中心とした地域のみであるが、パートナー回線であるauのデータが月5GBまで使用することができるので、都市部以外に住んでいる方であっても問題無く使用することができる。
また、先着300万人限定でRakuten UN-LIMITの1年間無料キャンペーンを行っているので、試しに契約するなら今しかないタイミングとなっている。
解約の際に違約金なども発生しないので、気軽に申し込むことが可能である。
世界最小最薄のスマホ「Rakuten Mini」
僕はiPhone11Proを使用しており、回線面ではなんの不便も感じていないが、大きさ重さともにSNSや動画視聴をするのに少々不便を感じていた。
楽天の三木谷社長はRakuten Miniを「世界最小最薄のFeliCa搭載端末」と言っており、サイズは約106.2(高さ)×約53.4(幅)×約8.6(奥行き)ミリで、重量は79グラムと超小型・超軽量である。
タマゴ1個が大体60グラムなので、タマゴより少々重たいくらいの、本当に軽量である。
Rakuten Miniは、届けられた段ボールに「Rakuten Mobile」と記載されてて、ひと目でRakuten Miniが届いたことがわかった。
実際、注文してから1ヶ月以上も待たされていたので、開ける前からワクワク度が高まった。
白い箱に「Rakuten Mini」とだけシンプルに書いてある。
箱自体も薄く、いかにRakuten Miniが小さいことがわかる。
iPhoneの箱と比べてみても、箱自体の薄さがわかると思う。
色はナイトブラック、クールホワイト、クリムゾンレッドの3色展開で、僕はクールホワイトにした。
せっかく楽天モバイルにしたから企業カラーでもある赤色にする人も多く、クリムゾンレッドが人気らしい。
付属品はUSB Type-Cの充電器と、USB Type-Cとイヤホンジャックの変換ケーブルのみ。
実際に手にとって見ると本当に小さく軽くて驚いた。
iPhone7やiPhone11Proと比べても、比べ物にならないほど小さい。
(左からiPhone7、Rakuten Mini、iPhone11Pro)
仕様
本体の右側には、電源ボタンと音量の上げ下げボタンがある。
下側には、スピーカーとマイクがあり、充電はUSB Type-Cに対応している。
ちなみに急速充電には非対応である。
本体右下にはストラップホールがあるので、ネックストラップなどをつけることも可能である。
Rakuten MiniはeSIMのみに対応しているため、SIMカードスロットはない。
なので、他社のSIMカードを入れたりすることはできない。
Felica対応
背面にはFeliCaマークが記載されており、楽天Edyはもちろん、WAONやモバイルSuicaなど非接触決済に対応したアプリで決済が可能である。
Androidなので、nanacoやPASMOなどにも対応しているため、iPhoneユーザーにとってはサブ機として持ち歩くには非常に便利である。
カメラ性能
メインカメラは1,600万画素に対応しており、比較的綺麗な写真を撮影することができる。
iPhone7を使用して撮影
iPhone11Proを使用して撮影
Rakuten Miniを使用して撮影
多少、荒っぽい画質になってしまうが、拡大してみない限りは問題ない画質と言えると思う。
バッテリー容量
バッテリー容量は、1,250mAhと比較的少ない。
4年前に発売された初代iPhone SEが1,624mAhであり、歴代のiPhoneと比べてもここまで容量の少ないiPhoneはほとんどないので、極めて容量が少ないということがわかる。
だが実際、サブ機として使用している分には全然問題ない。
通勤や帰宅時に電車で使用、昼休憩の時に使用、たまに電話をかける程度なら全然問題なく使用することができる。
その他
ロック解除は顔認証となっており、指紋認証の2段構えなどではない。
防水性はなく、雨で多少濡れてしまってもOK程度の防滴効果が備わっている。
Qi充電には対応していないので、有線のケーブルが必須である。
容量は32GBで、SDカードなどで増量することはできない。
RAMは3GBあるので、日常的な動作では全然問題ない。
など、サブ機としては致命的な弱点はないようにも感じる。
モバイルWi-Fiルーターにもなるテザリング機能
Rakuten Miniはサブ機としての利用方法以外に、メイン端末の「モバイルWi-Fiルーター」として使用することもできる。
Rakuten Miniは3つの方法でテザリングができる。
・USBテザリング
・Bluetoothテザリング
設定→ネットワークとインターネット→アクセスポイントとテザリング
と進むとそれぞれのメニューが表示される。
Wi-Fiアクセスポイント
Wi-FiテザリングをONにし、アクセスポイント名とパスワードを指定すると、iPhoneなどの他の端末にWi-Fi接続することができる。
実際のiPad画面をスクショしたものであるが、Wi-Fiの選択画面に楽天ミニが選択できるようになっている。
Bluetoothテザリング
BluetoothテザリングをONにすると、他に端末にBluetoothで接続することができる。
C330というのがRakuten Miniである。
僕のようにWi-FiモデルのiPadを使用している方であれば、非常に便利な機能である。
USBテザリング
付属のUSBケーブルを使用し、Rakuten MiniをPCと接続すると通常時はグレーアウトされているUSBテザリングがONにできるようになる。
こちらをONにする事で、PCを楽天モバイル経由でネット接続できる。
USBテザリングの利点は、バッテリー容量が少ないRakuten Miniを充電しながらテザリングできるという点である。
まとめ
使用してみて一週間程度経つが、もうRakuten Mini無しの生活には戻れないほど定着してきている。
1円で購入できるキャンペーンは終わってしまったが、本体代も17000円とスマートフォンにしては激安なので、購入してみるのもありだと思う。
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