ソニーのWH-1000XM4から、限定カラーである「サイレントホワイト」が発売された。
何色も染まらない、静寂の色というコンセプトの通り、真っ白かつとても高級感のある色合いになっている。
まさに、ミニマル好きにはたまらないアイテムである。
赤色の髪と服を身に纏ったLiSAがサイレントホワイトのWH-1000XM4を装着している画像がキービジュアルとして使用されているが、際立つ白さが印象的である。
期間限定でしか購入することのできないこのアイテムを、レビューしていこうと思う。
高級感がハンパない!ホワイトとゴールドの相性が素晴らしい
本アイテムの魅力はなんといっても、この限定カラーである純白のサイレントホワイト。
サイレントホワイトの名の通り、静寂を表すような白さをコンセプトにしており、本当に綺麗な白色をしている。
表面をパールを配合した特殊な塗料で染め上げることにより、高級感のあるホワイトを表現している。
また、色合いはもちろんのこと手触りの良さにもこだわっており、マットな質感に加工された表面は上質な質感となっている。
この加工は、防汚性にも配慮している。
さらに、外音の取り込み用のフィードフォワードマイク部やSONYのロゴがゴールドになっており、サイレントホワイトと相まって、高級感を引き立てている。
シルバーでもブラックでもなくゴールだからこそ、この高級感を演出できているのだと僕は思う。
付属のケースのジッパーの部分も同じくゴールドになっており、本体とケースの相性も抜群である。
最高クラスのノイズキャンセリング
言うまでもなくWH-1000X M4のノイズキャンセリング機能は、業界最高クラスと言える。
2020年8月にプラチナシルバー、ブラックが発売された際にも既出の情報であるが、WH-1000X M4はソニーが独自に開発した「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」を搭載しており、毎秒700回以上もデータを計測することでリアルタイムにノイズキャンセリング処理を行なっている。
ヘッドホンの外側と内側に配置した2つのセンサーマイクが搭載されており、様々な外音を取り込み、さらに騒音を打ち消す効果のある逆位相の音を作り出すことで、高品質なノイズキャンセリングを実現している。
この高いノイズキャンセリング機能が評価され、ANAの国際線ファーストクラスの備え付けのヘッドホンとしても採用されている。
僕も、これまでAirPods Proを使用してきており、AirPods Proのノイズキャンセリングに慣れてしまっていたのだが、WH-1000X M4のノイズキャンセリングにはとても驚いた。
例えるなら、AirPods Proは家の中の生活音を遮断してくれるけどカフェなどの会話は漏れてくる感じだけど、WH-1000X M4は会話も遮断してくれる感じ。
もちろんヘッドホンだから密閉性も相まってだと思うが、そのノイズキャンセリングの力強さには正直驚いた。
また、一つ前の世代のWH-1000X M3よりも人の声や日常のノイズである中高音域のノイズの提言力が高まっており、テレワーク時に集中したい時などにもぴったりである。
アンビエントサウンド(外音取り込み)モード
ヘッドホンをしたままお会計なんてシチュエーションはよくあることだと思う。
「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」は自分が言葉を発した際に、自動的に外音取り込みモードになってくれる機能である。
なので、注文時に「コーヒーを一つください」と声をかけるだけで、店員さんとの会話をヘッドホンをしたままスムーズに行うことができる。
特殊な使い方であるが、在宅ワーク中に強力なノイズキャンセリングが故に、同居人などに話しかけられても気がつけず…なんてことも考えられるが、「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」ならそんな状況を回避することも可能かもしれない。
また、右側のタッチセンサーに触れている間外音を取り込む「クイックアテンションモード」という機能もあるので、電車でアナウンスを聴きたい時などに便利である。
YouTubeやサブスクの音楽もハイレゾ級になる機能を搭載
WH-1000XM4は、ハイレゾに対応しているのはもちろんのこと、MP3やCD、ストリーミングなどの圧縮音源をAIが解析し、ハイレゾ級の高音質にアップグレードする機能「DSEE Extreme」が備わっている。
ソニーが独自に開発した再生技術「LDAC」にも対応しているので、ワイヤレスでも高音質で楽しむことができる。
また、「360 Reality Audio」という、耳の写真を撮影し解析することで、個人に最適化された立体的な音楽体験を得られることができる。
マフマフという表現が最適なイヤーパッド
以前僕は、超軽量!マイク付き!低音重視で低価格なワイヤレスヘッドフォン「MPOW 059LITE」にてヘッドホンを紹介したが、比べ物にならないほどイヤーパッドが柔らかくつけ心地がとても心地よい。
その感覚はまさに、マフマフと表現するのが正しい気がする。
低反撥ウレタン素材により、柔すぎず、硬すぎずの最高のつけ心地である。
こんな枕があったら購入したいくらい、気持ちがいい。
重量もわずが254gと軽量になっており、バッテリー駆動の最長時間である30時間以上使い続けても全然疲れることはないだろう。
テレビ会議も全然いけちゃう高音質なマイク性能
これだけ軽くて長時間使用できるなら、テレワーク時のテレビ会議用に使用したいと考える方も少なくはないだろうか。
WH-1000XM4には左右に5つのマイクが備わっており、さらに集音した音を音声処理により最適化することが、高音質な通話を実現することができる。
☆AirPods Pro
☆WH-1000XM4
AirPods Proと聴き比べてみてもらえれば一目瞭然であるが、WH-1000XM4の声が一番聴きやすい。
専用アプリ「Headphones Connect」でさらに音楽体験を向上できる
「Headphones Connect」と言うソニーの音響機器専用のアプリがあり、そこで様々な設定をすることができる。
「Headphones Connect」を使用すれば、22段階で外音の取り込みレベルを調節できたり、超細かくイコライザーの設定をすることもできる。
また、地図上に自分がよく行く場所を登録し、その場所に合わせた設定を登録しておくこともできる。
例えば、「よく行くカフェではこのくらいのノイズキャンセリングにして、よく聞く音楽はジャズだから低音を強めにする」ということも可能である。
これは自身の行動とも紐づけることもでき、移動中は危ないから外音取り込むは強めにして、乗り物で移動中はノイズキャンセリングを強めることも可能である。
まとめ
本体だけでなく、アプリも含めて機能がたくさんあるので、これから使って色々カスタマイズしていきたいと思っている。
ただ、デザインが本当に素晴らしいので、部屋に飾っておくだけでも満足してしまう。
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