昨今、テレワークやリモートワークの普及により、ZOOMなどによって長時間イヤホンを使用する機会が増えてきていると思う。
そういった状況では、イヤホンの使用のしすぎで耳が疲れたりしまったりしてはいないだろうか。
一方でヘッドホンは、アラウンドイヤー型(オーバーイヤー型)のヘッドホンがあり、耳全体を覆う形なので、耳への直接的な負担はそこまで少なくすむ。
さらに重量の軽いものであれば、首への負担も少なくなる。
僕は、アラウンドイヤーであること、軽量であること、そして低価格であることを要件に、ヘッドホンを探していたところ、要望を叶えてくれるヘッドホンが先日発売された。
それがMPOWから発売された、「059LITE」である。
本アイテムは、なんと超安価なうえに、重量が215gと軽量となっている。
AirPods Maxが384g、 SONYのWH-1000XM4が254g、Bose Noise Cancelling Headphones 700が250gと、ここ最近で注目されているヘッドフォンよりも軽量となっている。
僕は店頭でWH-1000XM4を手に取ったときに、非常に軽い印象があったので、それよりも軽いということで購入を決めた。
Bluetooth接続の他に有線での接続にも対応しており、マイクも搭載されている。
では早速詳しく紹介していこう。
外観と質感
商品が届いてまず驚いたのが、箱の大きさである。
折り畳まれているとはいえ、ヘッドホンが入っている箱とは思えなかった。
分かりやすいようにスタバのカードと比較したのだが、クレジットカード4枚程度の大きさである。
同梱物は、充電用のUSB-A to micro-USBのケーブルと3.5mm – 3.5 mmの有線接続用のケーブルと説明書。
外観は、本体部の素材がマットな仕上げになっており、安価なヘッドホンとは思えないほど高級感がある。
だが、プラスチック素材なので、軽量となっている。
イヤーパッドはソフトな素材になっており、圧迫感を低減してくれている。
イヤーパッドは取り外すことも可能なので、経年劣化でボロボロになってしまってもイヤーパッドを取り替えることで長期間使用することができる。
ヘッド部分も同様に、柔らかい素材が採用されており、長時間使用しても耳や頭が痛くなることはない。
ヘッドホンの右後ろに電源や音量調節ボタンがあり、曲の再⽣/停⽌、スキップ/曲戻し、電話の応答なども可能である。
また、iPhoneであれば、真ん中のボタンを2秒間長押しすることでSiriも起動することができる。
各種ボタンの下に充電端子がある。
充電は、micro-USBとなっている。
両側にヒンジがついており、そこを折り曲げることで、折り畳むことが可能である。
カバンに入れて持ち歩く際などに、折り畳むことができるので、かさばらなくて済む。
持ち運び用のポーチがあれば最高であったが、低価格なので仕方ない。
バッテリー
本アイテムは、合計840mAhのバッテリーを搭載し、省電⼒設計により最大で50時間ていど再生可能となっている。
⾳楽なら約1,000曲、映画なら20本以上視聴することが可能である。
なので長時間のテレビ会議であっても、問題なく使用することが可能であり、1回の充電で一日中使用することができる。
また付属の有線ケーブルを使用すれば、電源なしでも使用することが可能である。
通話用マイク
本アイテムには通話用のマイクが備わっているので、電話応対やテレビ会議用に使用することも可能である。
マイクの音質をAirPods Proと比較してみた。
・AirPods Pro
・MPOW 059LITE
他の方のレビューを見ても同様の意見があったが、MPOWのヘッドホンは音量がやや小さく感じる。
テレビ会議などでは、相手側に音量の調整をしていただく必要はあるかもしれない。
音質
40mm⼝径のドライバーを使用しており、低価格ながらも重低音強めの音質をしている。
商品紹介ページにも記載があるが、低音への追求がされており、音楽のみならず爆撃シーンのあるアクション映画でも迫力のあるサウンドを楽しむことができる。
作業用BGMとして聞いていたジャズ系の音楽では、非常に聴き心地が良かった。
一方、高域はシャリシャリ感があり、値段相応といった音質である。
映画鑑賞用としても使用することができるので、使用用途は広がると思う。
気になる点
個人的に気になった点がいくつかある。
1つめは、カラバリがないということである。
低価格体なので仕方がないが、ブラックの一色のみとなっており、せっかく軽量なのでもう少し遊びのあるカラーなどもあったら良かったなと個人的に思う。
2つめは、充電端子がMicro USBというところ。
近年発売されているガジェットはUSB Cの規格のものが多く、最新版の機器なのでMicro USBはちょっと残念なポイントであった。
3つめは、音質。
これはこの価格帯なので仕方がないが、高音域に対してシャリシャリしてしまうので、JPOPには向いていない。
ただ、逆に他の音楽では満足に聞くことができているので、もう少しといったところである。
まとめ
2000円台という低価格、さらにはバッテリー持ちもよく、かなり軽いので、申し分ないヘッドホンだと僕は思う。
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