2020年11月12日、Googleからこんなお知らせが届いた。
2021年5月31日をもって、Google フォトの「高画質」として保存される写真や動画の無料かつ無制限バックアップ機能を終了するというお知らせであった。
理由としては、 4兆以上の写真や動画が保存されており、毎週280億もの写真と動画が新たにアップロードされているという状況で、Googleとしてもサービス内容の変更をせざるおえなかったというわけである。
本記事では、Googleフォトのサービス内容の変更点と、Googleフォトに代替できるサービスについて紹介していこうと思う。
Googleフォトとは
Googleフォトとは、Googleのアカウントさえあれば、スマートフォンで撮影した画像や動画をクラウド上に自動でバックアップしてくれるサービスである。
アップロードできる容量に制限はなく、好きなだけアップロードが可能である。
アップロードできる画像や動画は、「元のサイズ」と「高画質」の2パターンから保存方法が選べる。
「元のサイズ」はその名の通り、圧縮などはされることなくアップロードできる。
ただし、こちらは無制限の対象ではなく、「Google One」というストレージを使用することになり、15GBを超えると有料になってしまう。
一方で、「高画質」を選択することで、最大解像度16MPの写真や1080p HDの動画であれば、何枚でも、何分でも無料でアップロードし放題である。
さらには、Googleの優秀なAI技術により、人物の自動識別や、撮影場所の識別を自動で行ってくれるので、自動的にフォルダ分けをしてくれる。
他にも、わざわざアプリを開かなくてもWi-Fi接続時に自動的にアップロードしてくれるなど、Googleならでは機能が沢山ある。
Googleフォトの終了してしまうサービス
冒頭で無制限のバックアップサービスが終了してしまうと述べているが、終了してしまうサービスと継続するサービスについて詳しく紹介していく。
終了してしまうもの
冒頭で述べている通り、2021年5月31日をもって、Google フォトの「高画質」として保存される写真や動画の、無料かつ無制限のアップロードはできなくなる。
もちろん、それまでにアップロードした写真や動画は削除されたり、低画質にされてしまうなんてこともない。
継続していくもの
2021年6月1日以降に関しては、Googleアカウント作成時に無料で用意される15GBの保存容量に保管される形になる。
もちろんこの容量は、GmailやGoogleドライブと共同なので、メールの保管容量やドライブに保存しているデータファイルによって圧迫される容量も変わってくる。
一応、「使用状況に基づく見積もり」というのがあって、利用頻度と残りの容量からプラン変更後に15GB以内でどれくらいの期間利用できるかが分かるようになっている。
僕の場合は、「約11か月分の保存容量が残っています」ということなので、今くらいの保存ペースでいけば2022年の春くらいまで利用できることである。
また、2021年6月1日以降に実装される新機能として、ユーザーが不要に思うであろうコンテンツをGoogleの優秀なAIが自動で判別してくれるので、暗すぎる写真やボケボケの写真などを簡単に見つけ出して削除することができる。
仮に無料で使用できる容量をオーバーしてしまっても、「Google One」というクラウドストレージを契約することで、容量を増やすことができる。
現在のプランは、
となっている。
さらに、年額で契約すると、10か月分の値段で利用することもできる。
16MPで大体5MBくらいなので、最安の100GBプランでも2,000枚の画像が保存可能である。
Googleフォトの代わりになるサービス
一方で、サービスの終了の報告を受けて、乗り換えを検討している方も少なくはないだろうか。
世の中には、「Google One」以外にも沢山のクラウドストレージサービスがあり、Microsoftの提供する「OneDrive」やAppleの提供する「iCloud」、「Dropbox」などが良く知られているサービスである。
大体どのサービスも、数百円から数千円の価格帯で50GB~2TBの容量になっている。
今後有料化していくことを考えたら、自身の利用環境(例えばiPhoneユーザーならiCloudとか)に合わせたサービスを選択したほうが利便性は高まる可能性はある。
だが一方で、いままで無料で使えていたものが急に有料化するということで抵抗もある方も少なくはないだろう。
そこで僕がおすすめするのが「Amazon Photo」である。
Amazon Photosとは
Amazon Photosとは、Amazonプライム会員向けの無制限フォトストレージである。
さすがにAmazonプライムの存在は知っていても、以外と「Amazon Photos」の存在を知っている方は多くはないのではないか。
因みに、Amazonプライムは、年間プラン4,900円(税込)または月間プラン500円(税込)で、迅速で便利な配送特典である「お急ぎ便」の利用、プライム会員特典に含まれるPrime Video、Prime Music、Amazon Photos、Prime Reading等のデジタル特典を追加料金なしで使える会員制プログラムである。
なので、既にAmazonプライムに加入している方は、追加料金なく「Amazon Photos」を利用することができる。
ある調査会社の報告によると、500万人以上がAmazonプライム会員であると報告しているので、かなり多くの方が「Amazon Photos」を利用することができると考えられる。
それでは早速「Amazon Photos」の詳しい機能について紹介しよう。
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ファミリーフォルダ機能
Amazonプライム会員の方は、友人や家族にストレージフォルダを共有することができる。
共有された人は、プライム会員の方と同様に無制限に画像をアップロードできる。
家族や友人と旅行の思い出をシェアしたり、子供の成長を記録したり、無制限にアップロード可能なので、何年後かに思い出を振り返ることができる。
アルバム機能
様々なカテゴライズをAmazonの優秀なAIが自動でカテゴライズしてくれる。
撮影日だけでなく、人物、場所、さらには撮影したものも自動で識別し、カテゴライズされる。
ここがおすすめのポイント
「Amazon Photos」へアップロードされる画像は、Googleフォトと異なり、解像度や品質を落とさずにアップロードできる。
また、スマートフォン、タブレット、パソコンのどの端末からもアクセスが可能である。
アプリを利用すれば、Wi-Fi接続時に自動でアップロードすることも可能なので、手間なく写真のバックアップができる。
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まとめ
既に「Google フォト」を長年利用している方は、アップロードしている画像をデータ移行する手間があるので、乗り換えするのも面倒だと思う。
だが、一度乗り換えてしまえば「Amazon Photos」から離れられなくなること間違いないといえる。
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