先日紹介した「STORM 鏡界 PG-KFSTi47」を中心に、白系のゲーミングデバイスを揃えている中で、僕の条件にあうゲーミングキーボードが少ないということが分かりました。
今回、ゲーミングキーボードを購入するにあたり僕が求めていた条件が、白いキーボード、テンキーレス、ワイヤレス、日本語配列、できれば1万円台でした。
そんな中で見つけたのが、今回紹介するROCCATの「Vulcan II Mini Air」になります。
それでは、Vulcan II Mini Airを詳しくレビューしていきます。
ROCCAT Vulcan II Mini Airの特徴
Vulcan II Mini Airには、以下のような特徴があります。
- ライティングが美しいデザイン
- 65%のサイズ感
- リニア(赤軸)を採用
- 日本語配列がある
- バッテリー持ちがいい
- サードパーティ製のキーキャップが使用できる
- 高コスパ
それぞれの特徴について詳しく紹介していきます。
Vulcan II Mini Airのスペック一覧
キーの種類 | メカニカル方式 |
---|---|
キーの軸 | リニア(赤軸) |
アクチュエーションポイント | 1.4mm |
テンキーの有無 | 無し(65%) |
接続方法 | 取り外し可能な USB-C to USB-A 有線ケーブル ワイヤレス 2.4GHz ドングル 3x Bluetooth 5.2 |
Nキーロールオーバー | 100% アンチゴーストのフルキー |
ポーリングレート | 1000 Hz |
メディアキー | なし |
バッテリー持続時間 | 最大 240 時間 |
サイズ | 325 x 124 x 33 mm |
重量 | 576g |
ライティングが美しいデザイン
Vulcan II Mini Airは、真っ白なキーキャップとシルバーの本体カラーが美しい、白いゲーミング環境に適したゲーミングキーボードです。
キーキャップが従来のゲーミングキーボードに使用されている軸全体を覆いかぶせるタイプのものではなく、軸に蓋をする形のようなキーキャップになっているため、ライティングが映えるデザインをしています。
また、従来のゲーミングキーボードの2倍のリフレッシュレートとなっているため、動きのあるライティングにしても非常になめらかです。
65%のサイズ感
Vulcan II Mini Airは、65%キーボードとよばれるテンキーやファンクションキーなどが排除されたコンパクトなキーボードです。
モニターに対して正面に置いてもマウス操作の邪魔になることはなく、コンパクトに運用することができます。
また、65%のサイズ感ではあるものの、デリートキーが独立していたり、矢印キーがあったりとゲーム用途以外にも使用しやすくなっています。
リニア(赤軸)を採用
Vulcan II Mini Airは、リニア(赤軸)を採用しています。
静穏性に優れていて、押下圧も45gと軽めのため、長時間のタイピングやゲームプレイでも疲れにくいのが特徴です。
アクチュエーションポイントの変更はできないのですが、1.4 mmと浅めに設定されているので押し込んでから入力されるまでもスピード感があります。
また、1.5億回の耐久性を備えているので、ちょっとやそっとのことで壊れにくいのも安心です。
日本語配列がある
Vulcan II Mini Airの一番の購入の決めてが、日本語配列に対応したゲーミングキーボードだからです。
ゲーミングキーボードの多くがUS配列の中で、Vulcan II Mini Airは65%かつ日本語配列を実現しています。
Vulcan II Mini Airを購入するにあたり日本語配列かつ65%以下のサイズ感、ホワイトモデルで低価格のゲーミングキーボードを探しましたが、おそらくRazer Huntsman MiniかCORSAIR K65 RGB MINIくらいしかないです。
価格が高くなってもいいから、ある程度性能を求めるのであれば、ELECOM V custom VK600Aがおすすめです。
バッテリー持ちがいい
Vulcan II Mini Airの個人的推しポイントとして、バッテリー持ちの良さが挙げられます。
ワイヤレスで使用している以上、頻繁に充電するのは面倒です。
ワイヤレスのゲーミングキーボードですとLogicool G G913 TKLが有名ですが、Logicool G G913 TKLはバッテリー持ちは40時間となっています。
一方で、Vulcan II Mini Airはライティングオフの運用で、最大240時間のバッテリー持続時間を実現しています。
バッテリー持ちの仕組みとして、近接センサーを搭載しておりキーボードから離れたことを検知して照明を自動調整することで長時間のバッテリー持ちを実現しています。
実際僕も1週間に1度くらいのペースでしか充電せずに運用できています。
サードパーティ製のキーキャップが使用できる
Vulcan II Mini Airは、CHERRY MX軸のスイッチを採用しているためサードパーティ製のキーキャップに変更することも可能です。
ただし日本語配列ではあるもののバックスペースキーは英語配列と同じ大きさなので、英字配列のキーキャップと組み合わせる必要があります。
個人的にはFILCOのキーキャップが日本語配列に対応している種類も多くありますので、おすすめです。
WASDなど部分的にキーキャップを変えるのも気分が変わってよいのかなと思います。
高コスパ
あくまでも僕個人として、普段ゲームはコントローラーでプレイするのでラピットトリガーやアクチュエーションポイントを細かく設定できるといったゲームプレイに特化した機能を求めていませんでした。
ただ、ゲーミングPCで使用する以上、通常のキーボードではなくゲーミングキーボードで揃えたかったということもあり、ゲーミングキーボードという選択肢は捨てられませんでした。
そういった中でVulcan II Mini Airは、1万円台という高コスパを実現しており、僕の求める機能をすべて網羅したキーボードでした。
ゲーム機能はそこまで求めていないけどゲーミングキーボードが欲しいという方に、Vulcan II Mini Airはぴったしだと思います。
ROCCAT Vulcan II Mini Airの気になるポイント
Vulcan II Mini Airをしばらく使用していて、デメリットまではいかないけど気になるポイントがあったので紹介したいと思います。
タイプミスをしやすい
従来のキーボードはステップ・スカルプチャー構造といって、階段のように各行でキーキャップの高さが異なります。
これにより、前後のキーの高さが異なることでタイプミスが起きにくくなります。
一方でVulcan II Mini Airは、フラットなキーキャップになっているため前後のキーを間違って押してしまうことが多々あります。
ゲームプレイ時は複数のキーの同時押しなどのシーンもあり、フラットなタイプが適しているのかもしれないですが、タイピング作業にはあまり向いていないようにも感じます。
65%キーボードが故の操作性
購入前から分かってはいたことですが、65%キーボードが故の操作性の悪さは多少感じます。
特にファンクションキーを「FN」キーと同時押さないと動作しないのと、スクリーンショットの時が不便に感じます。
一方で、デリートキーや矢印キーが独立しているの、その点は使用しやすいです。
ROCCAT Vulcan II Mini Airは初めてのゲーミングキーボードにおすすめ
僕のようにゲーミング用途はそこまで求めていない、日本語配列のゲーミングキーボードが欲しい、ホワイトでライトを光らせたいなどの要望があれば、Vulcan II Mini Airはおすすめです。
また、初めてゲーミングPCを購入して何を買ったらいいかわからないという方にも、価格が安いので入門編もゲーミングキーボードとしてよいかもしれないです。
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