ブログの運営を2年弱してきた中で、ブログに使用している写真はずっとiPhoneで撮影してきた。
しかし、iPhoneだといまいちいい感じに写真が撮れず、一眼レフカメラが欲しいなと思っていた。
高校生の頃に映画制作に憧れて一眼レフカメラを購入したこともあったので、ある程度ミラーレスカメラの性能は知っており、せっかく社会人になった今だからこそ、フルサイズのカメラを購入したい気持ちがあった。
だけど、フルサイズのカメラはレンズを含めて大きくなりがちで、機動力に欠けるのが難点であった。
過去に所持していたPanasonicのGH1も、ボディ、レンズ共に大きくて重く、気軽に持ち運べずに使用頻度が減ってしまっていた。
なので、フルサイズかつ小型で軽量のカメラが欲しいと思っていた。
結論から言うと、前述した条件からSONYのα7Cを購入しようと思っていたのだが、最終的にはFUJIFILMのX-S10を購入した。
本記事では、なぜα7CではなくX-S10を購入したのかを書いていこうと思う。
一眼レスカメラの購入を検討している方の参考になれば幸いである。
α7Cを購入しようと思っていた理由
前述している通り、軽くて小さくてフルサイズのカメラである「SONY α7C」が僕の理想に近かった。
この他に候補として考えていたのが、「Nikon Z 5」「Canon EOS RP」である。
各カメラのスペック
SONY α7C | Nikon Z 5 | Canon EOS RP | |
画素数 | 約2420万画素 | 2432万画素 | 約2620万画素 |
写真撮影感度 | ISO 100~51200 | ISO 100~51200 | ISO100~40000 |
動画撮影 | 最大 4K30p 8bit | 最大 4K30p | 最大 4K 24p |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ | 35mmフルサイズ | 35mmフルサイズ |
本体サイズ | 約124.0 x 71.1 x 59.7mm | 約134×100.5×69.5mm | 約132.5×85.0×70.0mm |
重量 | 約509g | 約675g | 約485g |
重量だけ見れば、「Nikon Z 5」が675g、「Canon EOS RP」が485gとなっており、「SONY α7C」が509gなので「Canon EOS RP」が一番軽いということになる。
だが、「Nikon Z 5」と「Canon EOS RP」のボディサイズは、一般的な一眼レフカメラと変わらなく、軽量だけど大きいという難点があった。
一方、「SONY α7C」のボディは、通常の一眼レフカメラのボディに比べて二回りほど小さく、「Canon EOS RP」よりも重量はあるがコンパクトになっている。
持ち運びの利便性を考え、軽量かつ小型の「SONY α7C」が良いと思っていた。
しかし、フルサイズのカメラはメリットもあるがデメリットも考えられる。
フルサイズのカメラの特徴とデメリット
「フルサイズ」と比較されるのが「APS-C」であるが、その違いはカメラのセンサーサイズである。
フルサイズはAPS-Cの約1.5倍ほどセンサーサイズが大きく、カメラへの光りをより多く取り込めるといった特徴がある。
そのため、高解像度、ボケ味、明暗の表現が豊かになり、特に撮影した素材をLightroomのようなソフトで現象する際に、情報量が多く調整がしやすいといった特徴がある。
一方で、フルサイズのカメラはセンサーサーズが大きいため、カメラ自体が大きく重くなりやすく、またレンズも同様に大きく重い。
また、フルサイズのカメラやレンズはAPS-Cのカメラに比べて高価であり、いろいろなレンズを試してみたくても高いので何本も購入するのは難しい。
以上のことから、α7Cの購入を見送ることにした。
X-S10を購入した理由
前章で、フルサイズカメラの良し悪しについて記載したが、僕は最終的にフルサイズよりもセンサーサイズが少し小さいAPS-CセンサーであるFUJIFILMの「X-S10」を購入した。
なぜ、「X-S10」にしたのかをお話しできればと思う。
僕が、FUJIFILMの「X-S10」にした1番の決め手は、つきしろ(@Tsukishiro_blog)さんという一人のブロガーさんの影響が大きくある。
カメラを購入しようと思っていたのは1年ほど前くらいであったが、本当に購入しようと思ったのは2022年の1月にワーケーションを兼ねて旅行に行くことになったからである。
せっかくなら旅行先でのスナップもいいカメラで撮りたいと思っていたので、2021年の12月頃にカメラをリサーチしていたところ、Twitterのタイムラインにつきしろさんのスナップ写真の投稿があった。
本当に魅力的で、僕もこんな写真が撮りたいと思った。
そこから、FUJIFILMの「X-S10」について調べたのだが、FUJIFILMの「X-S10」には魅力がたくさんあった。
FUJIFILMの「X-S10」 スペック
FUJIFILMの「X-S10」のスペックをかんたんに紹介していく。
FUJIFILM X-S10 | |
画素数 | 約2610万画素 |
写真撮影感度 | ISO 160~12800 |
動画撮影 | 最大 DCI4K29.97p |
センサーサイズ | APS-Cサイズ |
本体サイズ | 126.0mm×85.1mm×65.4mm |
重量 | 約465g |
小型、軽量
まず、重さが465gと非常に軽く、僕が検討していたカメラの中で1番軽い。
また、大きさも「α7C」とほぼ変わらず、かなり小型である。
これだけ軽量かつ小型にもかかわらず、ファインダーがカメラの中央にあったり、モニターがバリアングルであったり、グリップが握りやすい形状をしているなど、小型・軽量化するために機能を削るといったことを一切していない。
高画質
「X-S10」はAPS-Cセンサーのカメラにも関わらず、画素数が高く2610万画素と「α7C」などのフルサイズ機よりも高く、描写力が高い写真を撮影することが可能である。
画素数が高ければ高いほど良いというわけではないが、近年スマートフォンやタブレットなどのデバイスは高画質になってきているので、撮影した写真を高画質で記録できるのは見返した時に嬉しいものである。
実際に、僕もiPad Proの11インチを所持しているのだが、2,388 x 1,668ピクセルとかなり高画質なので撮影した写真をiPad Proで高画質な写真を楽しむことができる。
フィルムシュミレーション
FUJIFILMのカメラの特徴といえば「フィルムシュミレーション」である。
1934年から溜め込まれたFUJIFILMのノウハウが作り上げた、18種類のフィルムシュミレーションを適用することができる。
僕のお気に入りは「クラシックネガ」というフィルムシュミレーションで、まるでフィルムカメラで撮影したかのような質感を演出してくれる。
気軽に撮って出しでおしゃれな写真を撮ることが可能である。
また、ハイライトとシャドーの調整など、撮影時からさまざまな調整が可能で、設定こそ難しい部分もあるのだが、自分好みの色味を撮影時から設定することが可能である。
クラシカルなボディ
FUJIFILMのカメラは、フィルムカメラを彷彿とさせるようなクラシカルなデザインになっており、とても愛着が湧く。
同じXシリーズのカメラの多くは、シャッタスピードの変更を上部のダイヤルを使用する仕組みになっていたりする。
「X-S10」も他社のカメラに比べてダイアルが多くあり、3つのダイヤルがある。
また、僕がFUJIFILMのカメラで気に入っているのが、絞り値の変更をレンズのダイヤルで行うようになっている。
アナログな操作方法が多くあるのが、FUJIFILMのカメラの特徴であり、愛着が湧く部分でもある。
交換レンズの価格
一眼レフカメラの交換レンズは安いものでも10万円近くするのが一般的で、何個も購入するのは難しい。
一方で、せっかくレンズを交換できるのだから、いろいろなレンズを試してみたいのが本音。
FUJIFILMのカメラの交換レンズは他社のメーカーのレンズと比較して安価であり、数万円から購入できるレンズも多くある。
僕がボディと一緒に購入したのは単焦点広角レンズ XF23mmF2 R WRだが、5万円以下で購入することができる。
XF23mmF2 R WR以外にも、ほとんどのレンズが10万円以下で購入することができるので、他のメーカーで一本購入する価格でも、FUJIFILMなら2本購入することも可能である。
X-S10と一緒に購入したアイテム
X-S10に合わせて購入したアイテムを紹介したいと思う。
HAKUBA カメラケース Chululu(チュルル)
カメラケースはHAKUBAのChululuというカメラケースを購入した。
カメラバックは大き物も多く、せっかく小型のカメラを購入したので身軽にしたかった。
なのでカメラはリュックやボディバックに入れて、機動性を上げたかった。
このカメラケースは、カメラケースからストラップを出してカバンのようにも使用することができ、クッション性もあるのでリュックなどに直接入れることも可能である。
SanDisk サンディスク Extreme Pro SDXC 128GB
カメラの必須アイテムとも言えるSDカード。
X -S10はRAW画像の撮影も可能で、そうなると1画像当たりが数10MBにもなってしまう。
スナップを撮りに行く際は、100枚以上写真を撮ることもあるので1GBを超えることもある。
SanDiskのExtreme Proは、読取速度が最大170MB/sなので数十秒でデータの移し替えが可能である。
値段もそこまで高くないので、1枚目として持っておく分には十分だと思う。
FUJIFILM 充電式バッテリー NP-W126S
X -S10は軽量化を重視しているため、バッテリーも小さく容量も少なくなっている。
せっかく、観光地に出かけたにもかかわらず電池切れで写真が採れなくなってしまうのは避けたかったので予備のバッテリーを購入した。
Re:CLEAN 防湿庫 25L
大切なカメラだからこそ、大事に保管したいもの。
カメラは湿気が多い場所だとレンズにカビが生えてしまい、レンズが曇ってしまったりフレアが発生してしまったり、最悪の場合ボディなどに侵食してしまう原因となる。
なので、防湿庫を購入した。
【デスクツアー】MacBookをメインに、白を基調としたリモートワークを快適にする20のアイテムでも紹介している通り、僕はデスク周りなどのガジェット類を白色のもので統一しているため、白い防湿庫が欲しかった。
Re:CLEANの湿庫は付属の湿度計まで真っ白の防湿庫になっており、まさに僕の理想の防湿庫であった。
21L〜180Lサイズ展開も豊富なのも嬉しいところ。
「X-S10」の作例を紹介
FUJIFILMの「X-S10」を持ってスナップを撮りに出かけたので、作例を載せようと思う。
@渋谷
@山形 in スイデンテラス
@横浜
@鎌倉
@浅草
@八景島シーパラダイス
@草津
FUJIFILM「X-S10」で撮影した写真は、Instagramに投稿していくのでチェックしてみてください!
Instagram:halonizm_snap
まとめ
FUJIFILMの「X-S10」を購入してまだ1ヶ月足らずではあるが、よく行っていた場所が違った目線で楽しめるようになった。
2022年は、スナップを撮りにいろいろな場所に出かけたいと思っている。