みなさん、一度は「スマートホーム」という言葉を聞いたことはないだろうか?
近年、IoT化が進む中で、様々な生活家電がインターネットに接続されるようになり、スマートフォンやスマートスピーカーと接続するだけで色々なことが行えるようになっている。
そういった機器を使用して、生活をより快適に過ごせるようにすることを「スマートホーム」と呼んでいる。
例えば、スマートフォンの位置情報を利用して、夏場には最寄りの駅に着いたら自動でエアコンのスイッチがオンになるということである。
僕も、以前からSwitchBotハブミニを使用して、テレビやエアコンの操作を音声でできるようにしている。
そんなスマートホームの代表格とも言えるアイテムが「スマート電球」である。

既存の電球と入れ替えるだけで簡単に導入することができ、色や明るさの変更、音声や特定の時間でオン/オフ、また出先から操作するなんてことも可能である。
今回紹介するTP-Linkの「Tapo L510E」は、調光機能、スケジュール機能、音声コントロールなど様々な機能が備わっているにも関わらず、なんと1000円台で購入することができる。

それでは詳しくレビューしていく。
TP-Link「Tapo L510E」の特徴
「Tapo L510E」は、調光機能、スケジュール機能のほか、値段が安いといった特徴がある。
それぞれを詳しく紹介していこうと思う。
他メーカーのスマート電球に比べ値段が安い!
前述したように、既存の電球と取り替えるだけで導入することができるので、スマートホームの導入編としては一番スマート電球がおすすめである。

しかし、導入するのは楽なのだが、一般的な電球に比べて値段が高いという理由で導入を見送った方も多いのではないだろうか。
スマート電球として有名なのがPhilips Hueだと思うが、Amazon価格で¥3,400と一般的なLED電球の5倍くらいの値段がする。
一方で「Tapo L510E」は、Amazon価格で¥1,500とPhilips Hueの半分以下の値段で購入でき、Philips Hueと比べて機能やW数などはほぼ変わらない。
なので、スマート電球を試してみたいという方にとっておすすめの電球である。
専用アプリ「Tapo」で色々なことが可能に
「Tapo L510E」は、「Tapo」というアプリを使用して調光やタイマーなど様々な機能を活用することができる。

数%単位で調光が可能
「Tapo」を使用すれば、電球の調光が可能である。
真ん中にある電球マークを上下にスライドさせるだけで、簡単に明るさを調節することができる。

デフォルトで用意されている、5%、25%、50%、75%、100%以外にも、電球マークを上下すること1%単位で調光が可能である。
ただ、画面上では1%単位で調光できているように感じるが、電球の明るさが変化するのが5%ごとなので、実際のところは5%単位で明るさを調整することができる。
スケジュール機能で自動でオン/オフ
スケジュール機能が備わっており、決まった時間にライトを自動でオン、またはオフすることができる。

毎朝、起床と共にライトを自動的につくように設定しておけば、自然に目が覚めるようにすることもできる。
また、位置情報と連携させることで、日没とともにライトを自動的につくように設定することも可能である。
ライトのオン/オフだけでなく、その時々の明るさも設定できるので、朝一は30%の明るさで刺激が強くないようにすることも可能である。
曜日の設定も可能なので、平日と土日で分けることもできる。
設定を保存しておけばワンタップで好みの明るさに
映画を観るとき、仕事や勉強をするとき、リラックスするときなど、シチュエーションに合わせて設定した明るさを保存しておくことができる。

保存したアクションは、ホーム画面に配置されるので、次回移行同じアクションをする際は、ワンタップで実行可能である。

AlexaやGoogleアシスタントと連携させることで音声操作もできる
「Tapo L510E」は、Amazon AlexaとGoogleアシスタントと連携させることができるので、音声での操作も簡単に行える。
僕は、Echo Show 5を所持しているので、Alexaと連携させているのだが、「アレクサ、リビングのライトをつけて」や「アレクサ、リビングのライトを◯%にして」というだけで、簡単に電源のオン/オフや光量の調整ができるのは非常に便利である。
また、前述したシチュエーションごとの設定も、シチュエーションを作成する際に設定した名前でアクションの実行ができる。
スマートフォンを使用すればワンタップで操作可能ではあるものの、意外と手元にスマートフォンがないことも多々あるので、音声操作は必要不可欠な機能である。

防犯対策もばっちり
スケジュール機能に似ているが、おでかけモードという機能があり、出張や旅行で家を長期間家を空ける際に便利な機能がある。

あらかじめ設定しておいた時間や曜日に対して、自動的にライトのオンからオフまでのスケジューリングをすることができ、家を留守にしていることを周りに悟られないようにすることができる。
スケジュール機能との使い分けとしては、スケジュール機能はオンまたはオフの設定しか行えないのに対して、おでかけモードはオンからオフまでをスケジューリングすることができる。
また、IoT機器なので、携帯の通信環境さえあれば外出先からもライトの操作が可能である。
電気を消し忘れて外出してしまったというときでも、出先からライトを消すことも可能だし、お子さんが暗い部屋で過ごすことのないように、部屋の電気を職場からつけるなんてことも可能である。

設定が非常に簡単
IoT機器って、設定が面倒であったり、わかりづらいから導入するのをためらっているという方もいるのではないだろうか。
「Tapo L510E」の専用アプリ「Tapo」を使用すれば、簡単に設定が可能である。

デバイスの追加
まず、アプリを立ち上げるとデバイスを追加するように促される。

左側の「LEDランプ」から、「Tapo L510」を選択。

電球を設置
電球を設置する。

設置が完了したら、電源をつける。

ランプが3回点滅していることを確認する。
スマートフォンと接続
スマートフォンのWi-Fi設定画面から、「Tapo_Bulb_〜〜〜」という名称のネットワークに接続する。

接続が完了したら、接続済みをタップする。
検出中…

見つかりました!

ライトに名前をつける
あとは、ライトに名前をつける。
この名前がスマートホームで操作する際の呼称になるので、わかりやすい名前した方が良い。

場所と、好みのアイコンを選ぶ。


ホーム画面に追加されれば完了。

基本的にはアプリの案内に沿って進めていくだけで、デバイスの登録ができるので、何も難しいことはない。
こんな人におすすめ
「Tapo L510E」は、まだIoT機器やスマート電球を導入したことがないという方におすすめのアイテムである。
価格はもちろんのこと、機能面や設定の簡単さなど含めて、申し分ないアイテムである。
スマートホームに憧れはあるけど難しそう、と思っている方にこそスマートホームの入り口を「Tapo L510E」で開けてみると、簡単さに驚くと思う。

昼光色が良い方は「Tapo L530E」がおすすめ
「Tapo L510E」は、明るさの調節は可能であるが、色温度などの変更ができないのがデメリットである。
特に、電球色だけで良いという方は「Tapo L510E」で問題ないと思うが、仕事するときは昼光色が良いなど電球の色を変えたいという方は、「Tapo L530E」がおすすめである。
値段も+500円で良いので、長期的に考えて「Tapo L530E」の方が良いかもしれない。

まとめ
今回は、TP-Linkのスマート電球「Tapo L510E」をレビューしてみた。
何度も記載しているが、スマートホームの導入編に最適なアイテムであり、このアイテムを導入すると色々な家電をスマートホーム化したくなってくると思う。
まずはデスクライトからでも、一つ試してみてはいかがだろうか。


